くりはら田園鉄道 秋編 5
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作成日時 : 2006/12/30 10:08
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津久毛では折り返しでバンデス号がやって来たので、再びそれに乗り込んだ。
すっかり見慣れた田園風景を眺めていると、ワンマンの車内から少し変わった車掌アナウンスが流れる。
「次はさわべ〜、沢辺。降り口は前方左側・・・」
「足元に気をつけてお降りください。整理券をお取り下さい。この列車はくりでん、石越行き、OH!バンデス号です」
声は女性の形式的なものではなく、30後半〜40代くらいのオジサンがラジオのDJ風にアレンジしているが、声に張りが出ていて、若々しさがある。
津川雅彦が寄贈した木のくりでんとは反対方向の運転席右横に、駅ノートに当たる雑記帳が置かれているので目を通してみると…
「車内アナウンスが宗さんだ〜」
という感じの書き込みがされていた。ソウさんだか、ムネさんだかよく分からないが、この辺ではかなりの有名人である事は確かなようだ。
東北道の下をくぐり抜けて、大岡に到着し、そこで下車。列車の横にはバンデス号の題字が書かれたステッカーが貼られている。左下には宗という字が書かれている。おそらく宗さんは題字を書くのも引き受けたのだろう。
だがこの人が、かなりの大物であるという事を、この時点ではまだ知らなかった。(つづく)
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